美術館
とっぅても天気のいい日曜に行ってきた。
古い童話の挿絵とかって、教訓的というか
ただ可愛いだけではなく少し怖いような不気味なような
そんなイメージを持っていた。
それは大人になっているであろう今も変わらない。
今回見に行った童画これくしょん。
一枚一枚じっくりゆっくり見ることができた。
「子供向け」という言葉の意味
子供にこそ本物を見せてやる、本物を見るべきだ~
という感じの信念で描かれているであろう作品たち。
一枚の絵の中に三つも四つも物語が詰まっていて、見ていて飽きない。
かと思えば、その一枚の中にぽっかり何もない場所があって
その何もないスペースになにか物語が隠れているのではないか…
そんなことを考えて見ていた。
きっと子どもたちにも、見えないものを見せようとしていたのかなとか。
なんかちょっとそんなことを考えてホッコリした。
細かい下書きや書き込みの跡やうっかりついている指紋。
どれも生々しい勢いとともに完成された絵。
そしてなにより懐かしい童話に触れることができたのがうれしかった。
長靴をはいた猫…すきだったなぁ
この年齢になってまたあらすじを眺めると…やはり面白い。
子どもでは意味の分からないおもしろさというか、猫の策と苦労というかw
それはともかく…とっても素敵な展示でした。