そう 信じるまま turst me 

ばぁちゃんが亡くなってもうすぐ2wなのか。

お別れを済ませたから悲しんではいけない、みたいな考えは間違っていたようだ。
この三十数年間もらい続けてきた愛をそんな一週間そこらで綺麗に整理ができるわきゃーないか。
かといって周りの人に話を聞いてもらいたいわけでもない。
こういう時に、この独り言を言うためのツールに救われるんだな…。

家に帰ってきて部屋でボーっとしていると、報せをうけた夜の事を思い出してしまう。
隣の部屋から聞こえる母親の普通じゃないなって感じの通話の様子に嫌な予感がして…
こうやって何度もこの気持ちを振り返って反芻する必要はないしあまり良くないとは思うけど、
思い出してしまう。動悸もする。
だって物凄いショックな出来事だったんだもん。
親分の奥さんが亡くなったって報せを受けた時もショックだったけど、
身内はほんとに比べ物にならない衝撃だった。
しかも事故だよ…事故で死んじゃうなんて想像もしたことなかった。
心臓が悪かったから、朝起きてこないかもとか病院に運ばれちゃうかもとか、
体調を崩したって聞くとそんな心配ばかりしていた。
それでもそんなのはまだ先だと思っていた。
みんなに囲まれて死んでいくんだと思ってた。

なのに、ほんとに突然すぎて。

最後にお菓子を喜んでくれたし、
沢山の愛をもらっていっぱい可愛がってもらって、私は幸せだ。
もっといっぱい、これからも喜ばせたかったし可愛がってもらいたかった。
もういない。
思い出の中だけでしか会えない。
なんだかそのことがホントに苦しくて寂しい。
いないとわかっているつもりでも、受け入れたつもりでも、
探してしまう。

泣いたってしょうがないし、相手を恨んでもしょうがない。
生きている以上は前に進むしかないし、どうせ進むなら幸せでありたい。
この悲しみ…というかなんなんだろうか、気持ちの住所が見えないから
上手くしまう場所が見つからない。
喪失感…ポッカリ感…
漠然とした思いがはっきりとしない。

一度でいいから、都合のいいお別れの夢を見たい。
バイバイの返事が聞きたかった。
声がききたい。
かわいいなぁって言われたい。
こっそりおやつを一緒に食べたい。
じいちゃんには内緒だよってお小遣い渡したい。
まだまだいっぱい、いっぱいあったから。
後悔とはちょっとちがくて…だから余計に…
…悔しくなるのか……

どうしてばあちゃんが、とか
なんで相手は生きてるのに、とか
そんな風には思わない。
相手はクズかもしれないけど、大きなケガとかなくて良かったねって思う。
死んじゃったことは何があっても変わらないから…。
ここでずっと悔しがっても、恨んでても変わらない。
だから事故についてどうこうは思わない。
事故は怖い。
それだけ。

とりあえずこんな感じ。