そう 信じるまま turst me 

wish upon a star

東方神起プラネタリウム

 

人生初のプラネタリウム

なんかもっと、天井が高い広いドームの中で…見たいの考えていたんだけど、

会場のコニカミノルタ天空プラネタリウムはシアター的な。

なんかちょっとアットホームな感じすら覚えるちょうどいいコンパクトなサイズ感…。

 

お約束CMを消化し、ナレーションが始まった。

 

テーマは…なんだったかな。

運命、宇宙と私たちは同じ元素を持っている、億の年月を経て巡り合う、出会った奇跡、とかそんな感じ。

流れ星が、宇宙を漂う塵だとかいうのは言っていたけど、まさか数ミリとかそれ以下だとは思ってなかった。

砂利くらいのサイズだと思ってたんだけど(笑)、驚いた。

 

導入は、慌ただしい日常で見上げることを忘れがちな空をゆっくり眺めてみようってところから…。

「君のいない夜」のイントロとともに星空が降ってきた。

 

プラネタリウムは星を映し出すだけだと思っていたので、映像が動いたりするのが不思議で衝撃だった。

止まっているエスカレーターの上にいるような、視覚の錯覚で脳みそに刺激的だった。

 

真っ暗な空間で、大好きな歌声を聴きながら星空を見上げる。

 

ちょうど今年初めの、しぶんぎ座流星群を見るために

茨城県の夜空を見上げていた。

24時を過ぎて、静まり返った田舎の空には無数の星。

星座アプリをかざすと、画面と全く同じ星が輝いていた。

竹藪とちょっとした雑木林に囲まれた庭に、風の音と無の音。

他に何もなさ過ぎて、自分から気配を探ってしまう。

でも気配を感じたら怖いから、音楽を流していた。

寒さをこらえながら、陶酔しながら見つけた流れ星は5つ。

なめらかに、すべるように尾をひいて落ちる光は、何度見ても感動した。

 

正直、願い事三回なんてやっていられない。

 

「あっ!」

 

っていって終わりだから。

 

その瞬間よりも、流れ星を待つ時間に、もっと意味があると思う。

だいたいいつも一人で見ているけど、じっと夜空を見上げていると、

次第に思考が深くなる。

 

やっぱり考えるのは、ばぁちゃんのこと。

そして、じいちゃんのこと。

 

もうばあちゃんに会えないのはわかってる。

悲しい気持ちも、少しずつ恋しさに変わってきたとおもう。

会いたいなぁって、口には出せないけどそう思えるようになってきた。

身近な、大切な人を失うのはこんなに長く辛いものなのか。

そうやって心をいつも微塵切りしてる気がしてる。

 

映像の星を眺めながら、その時とシチュエーションが重なった。

なんかそしたら涙出たよねー

 

 

君のいない夜が終わったあと、

ナレーションが教えてくれた流れ星の生い立ち?みたいなやつ。

地球が出来上がったのと同じ時期に、同じ元素をもった星の屑。

彼らは自分たちの軌道を廻りつづけてて、

地球も自分の軌道を廻りつづけて、お互いの軌道がぶつかると出会う。

 

あー、なんて表現したらいいのかな。

宇宙も私も、同じ元素を持っていて、もんのすごく大きく括ったら、

ひとつなんだな、と。

超絶拡大解釈をしてみた。

そういうの嫌いじゃないから。

 

でも、私も、星の屑も、ひとつひとつ。

どんなに大きな塊の中の一つだとしても、とるにたらない存在は一つもない。

遠くにあればあるほど、その一つに対する感覚は鈍くなるかもしれない。

枝毛が切れて落ちても、それに痛みを感じないように(?)。

近ければ近いほど、感覚は鋭いはず。

大きな、太陽みたいなひとつを失ったから、すごく痛かった。

ものすごくピンポイントで、その消えてしまった点だけを見つめていた。

 

しかしだ、拡大解釈をしてさらに宗教性とか精神性とか哲学織り交ぜちゃってみると、

その存在は消えてしまったけど、同じ元素は私の中にある。

私=∞であり、そこに宿る個とは違う、大きな総意の中で、常に私はすべてのものとともにある…

 

みたいな。

あぁ、なんか出来かかっている。

あと少しだわ…

 

だからこう、私は私だけど私だけじゃない、みたいな。

 

 

今回のプラネタリウムの構成は、流れ星という偶然に見せかけた必然性と

ファン心理をとても美しく重ねて表現してくれたと思う。

(最後に急に偉そうになった)